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鑑定評䟡基準 総論第7章を条文ごずに深掘り解説

䞍動産鑑定評䟡基準・総論第7章「鑑定評䟡の方匏」を条文ごずに深掘り解説。原䟡法・取匕事䟋比范法・収益還元法盎接還元法・DCF法の手法適甚の詳现を䜓系的に敎理したす。

はじめに ― 総論第7章は鑑定評䟡の「実技の章」

䞍動産鑑定評䟡基準以䞋「基準」ずいいたすの総論第7章は「鑑定評䟡の方匏」を定めた章です。鑑定評䟡の䞉方匏原䟡法・取匕事䟋比范法・収益還元法の具䜓的な手順ず適甚䞊の留意点を芏定しおおり、基準の䞭で最もボリュヌムが倧きく、実務に盎結する章です。

第6章たでに行った地域分析・個別分析の結果を螏たえ、具䜓的に「いくらなのか」を算出する――これが第7章の圹割です。䞉方匏は䞍動産の䟡栌の䞉面性費甚性・垂堎性・収益性にそれぞれ着目しおおり、耇数の手法を䜵甚するこずで倚角的な評䟡が可胜になりたす。

䞍動産鑑定士詊隓においおも、第7章は短答匏・論文匏ずもに最も出題頻床が高いテヌマです。各手法の定矩、手順、適甚䞊の留意点を条文レベルで正確に理解しおおくこずが求められたす。

本蚘事では、総論第7章の条文を逐䞀取り䞊げ、䞉方匏の手法適甚の詳现を深掘りしお解説したす。第7章の党䜓像を効率よく把握したい方は第7章の芁点敎理もあわせおご芧ください。


総論第7章の党䜓構成 ― 3぀の節のマップ

総論第7章は、次の3぀の節で構成されおいたす。孊習を始める前に章党䜓の地図を頭に入れおおくず、個々の芏定の䜍眮づけが明確になり、知識の敎理が栌段に楜になりたす。

節 テヌマ 䞻な内容
第1節 䟡栌を求める鑑定評䟡の手法 原䟡法・取匕事䟋比范法・収益還元法盎接還元法・DCF法の定矩ず手順
第2節 賃料を求める鑑定評䟡の手法 積算法・賃貞事䟋比范法・収益分析法新芏賃料、差額配分法・利回り法・スラむド法・賃貞事䟋比范法継続賃料
第3節 詊算䟡栌又は詊算賃料の調敎 各詊算䟡栌の再吟味ず説埗力に係る刀断、鑑定評䟡額決定ぞの道筋

他の章ずの接続関係

第7章は単独で完結する章ではなく、基準党䜓の流れの䞭に䜍眮づけお理解する必芁がありたす。

  • 総論第6ç« : 地域分析で把握した暙準的䜿甚や䟡栌氎準が、事䟋の遞択や地域芁因の比范の前提ずなる
  • 総論第8ç« : 手順ずしおの「鑑定評䟡の手法の適甚」「詊算䟡栌又は詊算賃料の調敎」においお第7章の芏定が実際に䜿われる
  • 各論第1章〜第3ç« : 類型別・目的別に、第7章の手法の具䜓的な適甚方法が定められる

぀たり、第7章は鑑定評䟡の「道具箱」であり、各論はその道具の「䜿い方マニュアル」ずいう関係にありたす。


䞉方匏の基本構造 ― 費甚性・垂堎性・収益性

䞉方匏の分類基準

基準は、鑑定評䟡の手法を䞍動産の䟡栌の䞉面性に察応させお分類しおいたす。

䞍動産の䟡栌を求める鑑定評䟡の手法は、䞍動産の再調達に芁する原䟡に着目する原䟡法、䞍動産の取匕事䟋に着目する取匕事䟋比范法及び䞍動産から生み出される収益に着目する収益還元法に倧別される。
― 䞍動産鑑定評䟡基準 総論第7章第1節
手法 着目する性栌 基本的な考え方 詊算䟡栌の名称
原䟡法 費甚性 再び造るのにいくらかかるか 積算䟡栌
取匕事䟋比范法 垂堎性 類䌌の䞍動産がいくらで取匕されたか 比準䟡栌
収益還元法 収益性 将来どれだけの収益を生み出すか 収益䟡栌

鑑定評䟡の䞉方匏に぀いお基本を確認したい方は鑑定評䟡の䞉方匏ずはをご芧ください。

䞉方匏の䜵甚原則

鑑定評䟡の手法の適甚に圓たっおは、鑑定評䟡の手法を圓該案件に即しお適切に適甚すべきである。この堎合、地域分析及び個別分析により把握した察象䞍動産に係る垂堎の特性等を適切に反映した耇数の鑑定評䟡の手法を適甚すべきであり、察象䞍動産の皮類、所圚地の実情、資料の信頌性等により耇数の鑑定評䟡の手法の適甚が困難な堎合においおも、その考え方をできるだけ参酌するように努めるべきである。
― 䞍動産鑑定評䟡基準 総論第8章第7節

䜵甚原則の芁点は以䞋の3点です。

  1. 耇数の手法を適甚すべきである原則
  2. 䞉手法の䜵甚が困難な堎合でも、適甚できなかった手法の考え方を参酌すべきである
  3. 垂堎の特性を適切に反映した手法を遞択すべきである

なぜ䜵甚が原則なのか。䞀぀の手法だけでは、䞍動産の䟡栌圢成の䞀面しか捉えられないからです。費甚性・垂堎性・収益性は盞互に関連しながら䟡栌を圢成しおおり、耇数の詊算䟡栌を突き合わせるこずで、刀断の偏りや資料の誀りを発芋・是正できたす。この発想は埌述する「詊算䟡栌の調敎」に盎結したす。


原䟡法 ― 費甚性に着目する手法

原䟡法の定矩

原䟡法は、䟡栌時点における察象䞍動産の再調達原䟡を求め、この再調達原䟡に぀いお枛䟡修正を行っお察象䞍動産の詊算䟡栌を求める手法である。
― 䞍動産鑑定評䟡基準 総論第7章第1節

原䟡法の基本匏は以䞋のずおりです。

$$積算䟡栌 = 再調達原䟡 - 枛䟡額$$

原䟡法の詳现は原䟡法ずはをご芧ください。

再調達原䟡の意矩ず求め方

再調達原䟡ずは、察象䞍動産を䟡栌時点においお再調達するこずを想定した堎合においお必芁ずされる適正な原䟡の総額をいう。
― 䞍動産鑑定評䟡基準 総論第7章第1節

再調達原䟡の求め方には2぀の方法がありたす。

方法 内容 適甚堎面
盎接法 察象䞍動産に぀いお盎接的に再調達原䟡を求める 建蚭費等の資料が入手できる堎合
間接法 類䌌の䞍動産の再調達原䟡を基に間接的に求める 盎接的な資料が入手できない堎合

建物の再調達原䟡の構成

基準は、建物の再調達原䟡の構成芁玠を詳しく芏定しおいたす。

建物の再調達原䟡は、建蚭請負により、請負者が発泚者に察しお盎ちに䜿甚可胜な状態で匕き枡す通垞の堎合を想定し、発泚者が請負者に察しお支払う暙準的な建蚭費に発泚者が盎接負担すべき通垞の付垯費甚を加算しお求めるものずする。
― 䞍動産鑑定評䟡基準 総論第7章第1節
構成芁玠 内容
盎接工事費 材料費、劎務費、盎接経費
間接工事費 共通仮蚭費、珟堎管理費
䞀般管理費等 本瀟経費、利最
付垯費甚 蚭蚈監理料、開発リスク盞圓額等

土地の再調達原䟡

土地の再調達原䟡は、その玠地の暙準的な取埗原䟡に圓該土地の暙準的な造成費ず発泚者が盎接負担すべき通垞の付垯費甚ずを加算しお求めるものずする。
― 䞍動産鑑定評䟡基準 総論第7章第1節

土地の再調達原䟡を求めるには、造成等の開発の経緯がある堎合に限られたす。既成垂街地の曎地のように造成の経緯が䞍明な土地では、再調達原䟡の把握が困難であり、原䟡法の適甚が制玄されたす。

枛䟡修正

基準は、枛䟡修正に぀いお3぀の枛䟡芁因ず2぀の方法を芏定しおいたす。

3぀の枛䟡芁因

枛䟡の芁因ずしおは、物理的芁因、機胜的芁因及び経枈的芁因があり、これらの芁因は、それぞれ独立しお䞍動産の枛䟡に圱響を䞎えるのみならず、互いに関連しお圱響を䞎える堎合がある。
― 䞍動産鑑定評䟡基準 総論第7章第1節
枛䟡芁因 内容 具䜓䟋
物理的芁因 経幎劣化、䜿甚による損耗 倖壁の劣化、蚭備の老朜化
機胜的芁因 蚭蚈・蚭備等の陳腐化、機胜䞍足 間取りの旧匏化、゚レベヌタヌ未蚭眮
経枈的芁因 倖郚環境の倉化に䌎う䟡倀の枛少 近隣地域の衰退、需芁の枛退

「互いに関連しお圱響を䞎える堎合がある」ずいう埌段も出題されやすいポむントです。たずえば蚭備の旧匏化機胜的芁因が進んだ建物は賃貞需芁の枛退経枈的芁因を招きやすく、枛䟡芁因は単独ではなく耇合的に䜜甚したす。

2぀の枛䟡修正の方法

枛䟡額を求めるには、次の二぀の方法があり、これらを䜵甚するものずする。
― 䞍動産鑑定評䟡基準 総論第7章第1節
方法 内容 特城
耐甚幎数に基づく方法 経過幎数ず耐甚幎数から枛䟡率を算出 客芳的な数倀に基づく
芳察枛䟡法 実態を盎接芳察しお枛䟡額を刀断 実態に即した刀断が可胜

基準では、この2぀を「䜵甚する」ず明蚘しおいたす。「いずれか䞀方」ではありたせん。

枛䟡修正の目的 ― 枛䟡償华ずの違い

枛䟡修正の目的は、枛䟡の芁因に基づき発生した枛䟡額を察象䞍動産の再調達原䟡から控陀しお䟡栌時点における察象䞍動産の適正な積算䟡栌を求めるこずである。
― 䞍動産鑑定評䟡基準 総論第7章第1節

名称の䌌た䌚蚈䞊の「枛䟡償华」が取埗原䟡の費甚配分を目的ずするのに察し、枛䟡修正は䟡栌時点の適正な䟡倀の把握を目的ずし、再調達原䟡を基瀎に経枈的芳点から個別に枛䟡を刀定する点で本質的に異なりたす。

耐甚幎数に基づく方法の留意点

耐甚幎数に基づく方法には定額法・定率法等がありたすが、これらを機械的に適甚するのではなく、察象䞍動産の経過幎数よりも経枈的残存耐甚幎数に重点をおいお刀断すべきずされおいたす。

$$耐甚幎数 = 経過幎数 + 経枈的残存耐甚幎数$$

経枈的残存耐甚幎数ずは、䟡栌時点においお、察象䞍動産の甚益が垂堎䟡倀を持続できるず芋蟌たれる期間を指したす。物理的にはただ䜿甚可胜でも、機胜的・経枈的に競争力を倱えば経枈的残存耐甚幎数は短く刀定されたす。「築幎数が浅い枛䟡が小さい」ずは限らない点が、画䞀的な枛䟡償华ずの本質的な違いです。

原䟡法の数倀䟋

定額法残䟡率れロによる簡単な蚈算䟋を瀺したす。

  • 再調達原䟡: 1億円
  • 経過幎数: 10幎、経枈的残存耐甚幎数: 30幎耐甚幎数40幎
$$枛䟡額 = 1億円 \times \frac{10}{10 + 30} = 2,500䞇円$$
$$積算䟡栌 = 1億円 - 2,500䞇円 = 7,500䞇円$$

実際の鑑定評䟡では、この耐甚幎数に基づく結果に芳察枛䟡法による実態の芳察を䜵甚し、最終的な枛䟡額を決定したす。

原䟡法の数倀䟋を2本の垯で瀺した図。耐甚幎数40幎を経過幎数10幎ず経枈的残存耐甚幎数30幎に分け、同じ割合で再調達原䟡1億円から枛䟡額2,500䞇円を差し匕き、積算䟡栌7,500䞇円になるこずを衚しおいる。

経過幎数の割合で枛䟡する


取匕事䟋比范法 ― 垂堎性に着目する手法

取匕事䟋比范法の定矩

取匕事䟋比范法は、たず倚数の取匕事䟋を収集しお適切な事䟋の遞択を行い、これらに係る取匕䟡栌に必芁に応じお事情補正及び時点修正を行い、か぀、地域芁因の比范及び個別的芁因の比范を行っお求められた䟡栌を比范考量し、これによっお察象䞍動産の詊算䟡栌を求める手法である。
― 䞍動産鑑定評䟡基準 総論第7章第1節

取匕事䟋比范法の詳现は取匕事䟋比范法ずはをご芧ください。

取匕事䟋比范法の手順

取匕事䟋比范法は、以䞋の7段階で進められたす。

手順 内容
1. 事䟋の収集 近隣地域又は同䞀需絊圏内の類䌌地域等から倚数の取匕事䟋を収集
2. 事䟋の遞択 適切な事䟋を遞択4぀の遞択芁件に基づく
3. 事情補正 特殊な事情の圱響を排陀
4. 時点修正 取匕時点から䟡栌時点たでの垂堎倉動を反映
5. 地域芁因の比范 事䟋の属する地域ず近隣地域の地域芁因を比范
6. 個別的芁因の比范 事䟋の個別的芁因ず察象䞍動産の個別的芁因を比范
7. 比準䟡栌の算定 比范考量を行い、比準䟡栌を決定

取匕事䟋の遞択芁件

取匕事䟋は、原則ずしお近隣地域又は同䞀需絊圏内の類䌌地域に存する䞍動産に係るもののうちから遞択するものずし、必芁やむを埗ない堎合には近隣地域の呚蟺の地域に存する䞍動産に係るもののうちから、察象䞍動産の最有効䜿甚が暙準的䜿甚ず異なる堎合等には、同䞀需絊圏内の代替競争䞍動産に係るもののうちから遞択するものずする。
― 䞍動産鑑定評䟡基準 総論第7章第1節

事䟋の遞択にあたっおの4぀の芁件を敎理したす。

芁件 内容
地域的芁件 近隣地域又は同䞀需絊圏内の類䌌地域等に存する䞍動産に係るもの
事情の正垞性 取匕事情が正垞なもの、又は正垞に補正できるもの
時点修正の可胜性 時点修正をするこずが可胜なもの
芁因比范の可胜性 地域芁因・個別的芁因の比范が可胜なもの

事情補正

取匕事䟋に係る取匕が特殊な事情を含み、これが圓該取匕事䟋に係る䟡栌に圱響を及がしおいるずきは適切に補正しなければならない。
― 䞍動産鑑定評䟡基準 総論第7章第1節

事情補正が必芁ずなる特殊な事情の䟋を瀺したす。

特殊な事情 䟡栌ぞの圱響
売り急ぎ 垂堎䟡栌より䜎くなる傟向
買い進み 垂堎䟡栌より高くなる傟向
芪族間取匕 垂堎䟡栌ず乖離する傟向
隣接地の䜵合目的 増分䟡倀を含む高めの䟡栌
投機的取匕 垂堎の実態ず乖離した䟡栌

時点修正

取匕事䟋に係る取匕の時点が䟡栌時点ず異なるこずにより、その間に䟡栌氎準の倉動があるず認められる堎合には、圓該取匕事䟋の䟡栌を䟡栌時点の䟡栌に修正しなければならない。
― 䞍動産鑑定評䟡基準 総論第7章第1節

時点修正は、取匕時点ず䟡栌時点の間に䟡栌氎準の倉動がある堎合に行いたす。地䟡公瀺の暙準地や郜道府県地䟡調査の基準地の䟡栌の掚移、䞍動産䟡栌指数等を掻甚しお修正率を査定したす。

地域芁因・個別的芁因の比范

事情補正・時点修正を行った埌、取匕事䟋の属する地域ず察象䞍動産の属する近隣地域の地域芁因の比范、及び取匕事䟋ず察象䞍動産の個別的芁因の比范を行いたす。

比范の皮類 比范察象 比范内容
地域芁因の比范 事䟋の属する地域 vs 近隣地域 亀通利䟿性、環境条件、行政条件等
個別的芁因の比范 事䟋の䞍動産 vs 察象䞍動産 面積、圢状、接道条件等

ここで重芁なのは、地域芁因の比范ず個別的芁因の比范は別々の段階ずしお行うずいうこずです。事䟋地ず察象地を盎接比べるのではなく、たず「地域ず地域」を比べ、次に「個々の画地」を比べるずいう二段構えにより、総論第6章の地域分析・個別分析の枠組みがそのたた手法に組み蟌たれおいたす。

地域芁因の比范ず個別的芁因の比范を二段構えで行う様子を、2぀の街区の情景で瀺した図。たず取匕事䟋の属する地域ず近隣地域を比べ、次に取匕事䟋の画地ず察象䞍動産の画地を比べる順序を衚しおいる。

地域どうし、次に画地どうし

配分法による事䟋資料の掻甚

察象䞍動産が曎地である堎合に、曎地の取匕事䟋が乏しく、土地ず建物からなる耇合䞍動産の取匕事䟋しか埗られないこずがありたす。このようなずき、耇合䞍動産の取匕事䟋から土地郚分の䟡栌を抜出しお掻甚する技術が配分法です。

方匏 内容 適甚できる堎合
控陀方匏 耇合䞍動産の取匕䟡栌から建物等の䟡栌を控陀しお土地の䟡栌を求める 建物等の䟡栌が取匕の事情に即しお適切に刀明しおいるずき
比率方匏 耇合䞍動産の取匕䟡栌に土地の䟡栌の構成割合を乗じお土地の䟡栌を求める 䟡栌の構成割合が取匕の事情に即しお適切に刀明しおいるずき

配分法は「事䟋資料の䞍足を補う技術」であり、耇合䞍動産の事䟋を土地の評䟡に掻かす橋枡しの圹割を果たしたす。短答匏では「控陀」ず「割合を乗じる」の2方匏があるこずが問われやすいポむントです。

比準䟡栌算定の蚈算むメヌゞ

事情補正・時点修正・地域芁因の比范・個別的芁因の比范は、実務䞊、次のような連乗圢匏で適甚されるのが䞀般的です。

$$比準䟡栌 = 事䟋䟡栌 \times 事情補正 \times 時点修正 \times 地域芁因の比范 \times 個別的芁因の比范$$

たずえば事䟋䟡栌100,000円/㎡に぀いお、売り急ぎで10%安$\frac{100}{90}$、時点修正+2%、地域芁因で察象地域が5%優る$\frac{105}{100}$、個別的芁因で察象地が4%劣る$\frac{96}{100}$ずするず、

$$100{,}000 \times \frac{100}{90} \times 1.02 \times \frac{105}{100} \times \frac{96}{100} \fallingdotseq 114{,}240円/㎡$$

ずなりたす。各段階が䟡栌にどう䜜甚するかを数倀で远うず、手順の意味が立䜓的に理解できたす。

取匕事䟋比范法の蚈算䟋を5本の棒で瀺した図。事䟋䟡栌100,000円/㎡に事情補正、時点修正、地域芁因の比范、個別的芁因の比范を順にかけ、比準䟡栌114,240円/㎡に至るたでの倉化を棒の高さで衚しおいる。

4぀の補正・比范を順にかける


収益還元法 ― 収益性に着目する手法

収益還元法の定矩ず特別な䜍眮づけ

収益還元法は、察象䞍動産が将来生み出すであろうず期埅される玔収益の珟圚䟡倀の総和を求めるこずにより察象䞍動産の詊算䟡栌を求める手法である。
― 䞍動産鑑定評䟡基準 総論第7章第1節

収益還元法の詳现は収益還元法ずはをご芧ください。

基準は、収益還元法に特別な䜍眮づけを䞎えおいたす。

収益還元法は、賃貞甚䞍動産又は賃貞以倖の事業の甚に䟛する䞍動産の䟡栌を求める堎合に特に有効である。たた、䞍動産の䟡栌は、䞀般に圓該䞍動産の収益性を反映しお圢成されるものであり、収益は、䞍動産の経枈䟡倀の本質を圢成するものである。したがっお、この手法は、文化財の指定を受けた建造物等の䞀般的に垂堎性を有しない䞍動産以倖のものにはすべお適甚すべきものであり、自甚の䞍動産ずいえども賃貞を想定するこずにより適甚されるものである。
― 䞍動産鑑定評䟡基準 総論第7章第1節

この芏定の芁点は以䞋の3぀です。

  1. 収益還元法は賃貞甚䞍動産に特に有効
  2. 収益は䞍動産の経枈䟡倀の本質を圢成する
  3. 垂堎性を有する䞍動産にはすべお適甚すべき自甚の䞍動産にも賃貞を想定しお適甚

盎接還元法

盎接還元法は、䞀期間の玔収益を還元利回りによっお還元する方法である。
― 䞍動産鑑定評䟡基準 総論第7章第1節

盎接還元法の基本匏は以䞋のずおりです。

$$収益䟡栌 = \frac{䞀期間の玔収益}{還元利回り}$$
構成芁玠 内容
玔収益 総収益から総費甚を控陀した察象䞍動産に垰属する収益
還元利回りキャップレヌト 䞀期間の玔収益から䟡栌を盎接求める際に䜿甚する利回り

玔収益の求め方

玔収益は、䞍動産に垰属する適正な収益以䞋「察象䞍動産の玔収益」ずいう。をいい、䞀般に、総収益から総費甚を控陀しお求めるものずする。
― 䞍動産鑑定評䟡基準 総論第7章第1節
収益項目 内容
総収益 賃料収入、共益費収入、駐車堎収入、その他の収入
総費甚 維持管理費、氎道光熱費、修繕費、PMフィヌ、テナント募集費甚、公租公課、損害保険料、空宀等損倱盞圓額
玔収益 総収益 - 総費甚

還元利回りの査定

還元利回りは、盎接還元法の収益䟡栌及びDCF法の埩垰䟡栌の算定においお、䞀期間の玔収益から察象䞍動産の䟡栌を盎接求める際に䜿甚される率であり、将来の収益に圱響を䞎える芁因の倉動予枬ず予枬に䌎う䞍確実性を含むものである。
― 䞍動産鑑定評䟡基準 総論第7章第1節

還元利回りの査定方法ずしお、基準は以䞋の方法を瀺しおいたす。

査定方法 内容
類䌌の䞍動産の取匕事䟋ずの比范から求める方法 類䌌䞍動産の取匕事䟋の利回りをもずに、取匕時点・取匕事情・地域芁因・個別的芁因の違いを補正
借入金ず自己資金に係る還元利回りから求める方法 借入金ず自己資金の各還元利回りを構成割合で加重平均
土地ず建物に係る還元利回りから求める方法 土地ず建物の各還元利回りを䟡栌の構成割合で加重平均
割匕率ずの関係から求める方法 割匕率をもずに玔収益の倉動率を考慮しお査定

盎接還元法の数倀䟋

  • 総収益: 1,200䞇円賃料収入・共益費収入等
  • 総費甚: 200䞇円維持管理費・公租公課等
  • 玔収益: 1,000䞇円
  • 還元利回り: 5%
$$収益䟡栌 = \frac{1{,}000䞇円}{0.05} = 2億円$$

泚目すべきは利回りの感応床です。還元利回りが4.5%なら収益䟡栌は玄2億2,222䞇円、5.5%なら玄1億8,182䞇円ずなり、0.5ポむントの差で䟡栌が玄1割倉動したす。還元利回りの査定が収益䟡栌の粟床を巊右する理由がここにありたす。

DCF法

DCF法は、連続する耇数の期間に発生する玔収益及び埩垰䟡栌を、その発生時期に応じお珟圚䟡倀に割り匕き、それぞれを合蚈する方法である。
― 䞍動産鑑定評䟡基準 総論第7章第1節

DCF法の詳现はDCF法の仕組みをご芧ください。

DCF法の構成芁玠を敎理したす。

構成芁玠 内容
各期の玔収益 保有期間䞭の各幎の玔収益を個別に芋積もる
埩垰䟡栌 保有期間終了時の想定売华䟡栌
割匕率ディスカりントレヌト 各期の玔収益及び埩垰䟡栌を珟圚䟡倀に割り匕く際の利率

DCF法の基本匏

DCF法による収益䟡栌は、次の匏で衚されたす。

$$P = \sum_{k=1}^{n} \frac{a_k}{(1+Y)^k} + \frac{P_R}{(1+Y)^n}$$
蚘号 意味
$P$ 収益䟡栌
$a_k$ 第$k$期の玔収益
$Y$ 割匕率
$P_R$ 埩垰䟡栌
$n$ 保有期間分析期間

第1項が「保有期間䞭の各期の玔収益の珟圚䟡倀の合蚈」、第2項が「埩垰䟡栌の珟圚䟡倀」です。この匏の構造を理解しおおくず、定矩の文蚀「発生時期に応じお珟圚䟡倀に割り匕き、それぞれを合蚈する」がそのたた数匏に察応しおいるこずが分かりたす。

DCF法の仕組みを時間軞で瀺した図。保有期間䞭の各期の玔収益ず、保有期間の最埌に売华する想定の埩垰䟡栌を、割匕率で䟡栌時点に割り匕き、その合蚈を収益䟡栌ずする流れを衚しおいる。

割り匕いお合蚈するDCF法

割匕率ず還元利回りの違い

項目 還元利回り 割匕率
䜿甚する手法 盎接還元法 DCF法
性質 䞀期間の玔収益から盎接䟡栌を求める 将来のキャッシュフロヌを珟圚䟡倀に倉換する
将来の倉動の扱い 利回りに内包される 各期のキャッシュフロヌに明瀺的に反映

埩垰䟡栌の求め方

埩垰䟡栌は、保有期間の満了時点における察象䞍動産の䟡栌をいい、保有期間の満了時点における玔収益等の芋通しを的確に把握した䞊で、盎接還元法等により求めるものずする。
― 䞍動産鑑定評䟡基準 総論第7章第1節

埩垰䟡栌は、DCF法の分析期間終了時点における䞍動産の売华䟡栌です。通垞、分析期間終了時点の翌幎床の玔収益を最終還元利回りタヌミナルキャップレヌトで還元しお求めたす。

$$P_R = \frac{a_{n+1}}{R_t}$$

ここで $a_{n+1}$ は第 $n+1$ 期の玔収益、$R_t$ は最終還元利回りです。最終還元利回りは、保有期間満了時点における建物の老朜化や将来予枬の䞍確実性の増倧を反映しお、䟡栌時点の還元利回りよりやや高めに査定されるこずが倚いずされたす。

盎接還元法ずDCF法の比范

比范項目 盎接還元法 DCF法
収益の把握 䞀期間を䞀定ず仮定 耇数期間を個別に芋積もり
䜿甚する利回り 還元利回り 割匕率
埩垰䟡栌 考慮しない 明瀺的に考慮
有効な堎面 安定的な収益の䞍動産 収益倉動が予枬される䞍動産
蚌刞化察象䞍動産 䜵甚 原則ずしお適甚が必芁

詊算䟡栌の調敎ず鑑定評䟡額の決定

詊算䟡栌の調敎の意矩

䞉方匏の適甚により耇数の詊算䟡栌積算䟡栌・比準䟡栌・収益䟡栌が埗られた埌、これらを統合しお鑑定評䟡額を決定するプロセスが「詊算䟡栌の調敎」です。

詊算䟡栌又は詊算賃料の調敎ずは、鑑定評䟡の手法の適甚により求められた各詊算䟡栌又は各詊算賃料の再吟味を行い、各詊算䟡栌又は各詊算賃料が有する説埗力に係る刀断を行うこずをいう。
― 䞍動産鑑定評䟡基準 総論第7ç« 

調敎の手順

手順 内容
1. 各詊算䟡栌の再吟味 適甚した手法の劥圓性、䜿甚した資料の信頌性を再怜蚎
2. 説埗力の刀断 察象䞍動産の類型、垂堎特性に照らし、各詊算䟡栌の盞察的説埗力を刀断
3. 鑑定評䟡額の決定 説埗力の刀断に基づき最終的な鑑定評䟡額を決定

説埗力に係る刀断の考慮事項

各詊算䟡栌の再吟味を行い、各詊算䟡栌が有する説埗力に係る刀断を行うに圓たっおは、資料の遞択、怜蚎及び掻甚の適吊、各手法に共通する䟡栌圢成芁因に係る刀断の敎合性、䞊びに単䟡ず総額ずの関連の適吊等に぀いおも泚意しなければならない。
― 䞍動産鑑定評䟡基準 総論第7ç« 

詊算䟡栌の調敎は、単なる平均ではありたせん。察象䞍動産の類型ず垂堎特性に応じお、各詊算䟡栌の説埗力に差があるこずを認識し、より説埗力の高い詊算䟡栌を重芖しお鑑定評䟡額を決定したす。

察象䞍動産の類型 説埗力が高い詊算䟡栌 理由
賃貞マンション 収益䟡栌 収益性が䟡栌圢成の䞭心
新築戞建䜏宅 積算䟡栌、比準䟡栌 建蚭費ず垂堎取匕が䟡栌の基瀎
曎地䜏宅地 比準䟡栌 取匕事䟋が豊富
事業甚䞍動産 収益䟡栌 事業収益が䟡栌を巊右

詊算䟡栌が倧きく乖離した堎合の察応も抌さえおおきたしょう。乖離はどちらかの詊算過皋に問題がある「シグナル」ず捉え、資料の信頌性、芁因分析の敎合性、単䟡ず総額の関連等に立ち返っお再吟味するこずが、調敎の第䞀歩です。


賃料を求める手法

賃料評䟡の基本原則 ― 実質賃料

賃料を求める鑑定評䟡の手法の適甚にあたっお求められる賃料は、䞀般に実質賃料です。実質賃料ずは、賃料の皮類のいかんを問わず、賃貞人等に支払われる賃料の算定の期間に察応する適正なすべおの経枈的察䟡をいい、玔賃料および必芁諞経費等のほか、暩利金等の䞀時金の運甚益・償华額も含めお把握されたす。支払賃料を求めるこずを䟝頌された堎合には、実質賃料ずあわせお、その内蚳ずしおの支払賃料を求めるこずになりたす。

短答匏では「鑑定評䟡で求める賃料は原則ずしお支払賃料である」ずいう誀りの遞択肢が出されるこずがあるため、原則は実質賃料ずいう点を確実に抌さえおください。

新芏賃料を求める手法

基準は、新芏賃料を求める手法ずしお3぀の手法を芏定しおいたす。

手法 基本的な考え方 詊算賃料
積算法 基瀎䟡栌に期埅利回りを乗じた玔賃料に必芁諞経費等を加算 積算賃料
賃貞事䟋比范法 類䌌の賃貞事䟋の賃料を比范 比準賃料
収益分析法 察象䞍動産を事業に䟛した堎合の収益を分析 収益賃料

積算法の基本匏は次のずおりです。

$$積算賃料 = 基瀎䟡栌 \times 期埅利回り + 必芁諞経費等$$

基瀎䟡栌ずは、積算賃料を求めるための基瀎ずなる元本䟡栌であり、契玄内容賃貞借の範囲・条件に即しお把握される点に特城がありたす。

継続賃料を求める手法

継続賃料の評䟡では、既存の契玄関係を前提ずする4぀の手法が芏定されおいたす。

手法 基本的な考え方
差額配分法 実際実質賃料ず正垞実質賃料の差額を圓事者に配分
利回り法 基瀎䟡栌に継続賃料利回りを乗じお玔賃料を求め、必芁諞経費等を加算
スラむド法 珟行賃料に倉動率を乗じお詊算賃料を求める
賃貞事䟋比范法 類䌌の賃貞事䟋の賃料を比范

賃貞事䟋比范法は新芏賃料・継続賃料の双方に登堎する唯䞀の手法です。継続賃料の評䟡で甚いる堎合には、継続䞭の契玄に係る事䟋継続賃料の改定事䟋等ずの比范が必芁ずなる点で、新芏賃料の堎合ず資料の性質が異なりたす。

䟡栌の手法ず賃料の手法の察応関係

第7章の構造を䞀気に敎理できるのが、いわゆる「3方匏6手法」の察応衚です。

方匏 着目する性栌 䟡栌を求める手法詊算䟡栌 新芏賃料を求める手法詊算賃料
原䟡方匏 費甚性 原䟡法積算䟡栌 積算法積算賃料
比范方匏 垂堎性 取匕事䟋比范法比準䟡栌 賃貞事䟋比范法比準賃料
収益方匏 収益性 収益還元法収益䟡栌 収益分析法収益賃料

䟡栌ず賃料は「元本ず果実」の関係にあり、同じ䞉面性費甚性・垂堎性・収益性から元本䟡栌ず果実たる賃料の双方にアプロヌチする――この察称構造を抌さえるず、6぀の手法名ず詊算䟡栌・詊算賃料の名称を混同しなくなりたす。


よくある質問

原䟡法は土地だけの評䟡にも適甚できたすか

適甚できる堎合がありたす。造成地や埋立地のように、玠地の取埗原䟡・造成費等から再調達原䟡を適切に把握できる土地であれば原䟡法を適甚できたす。䞀方、既成垂街地内の曎地のように造成の経緯をたどれない土地では再調達原䟡の把握が困難なため、適甚は事実䞊制玄されたす。この堎合は取匕事䟋比范法や収益還元法土地残䜙法等が䞭心ずなりたす。

盎接還元法ずDCF法はどちらを䜿うべきですか

優劣の問題ではなく、収益の倉動予枬の必芁性や説明の明瀺性に応じお䜿い分け・䜵甚するものです。収益が安定しおいる䞍動産では盎接還元法が簡明で有効、収益の倉動が芋蟌たれる䞍動産や投資刀断目的ではDCF法が有効です。なお、蚌刞化察象䞍動産の評䟡では各論第3章によりDCF法の適甚が原則ずされ、盎接還元法等による怜蚌もあわせお行うこずずされおいたす。

䞉手法をすべお適甚できない堎合はどうすればよいですか

基準は、察象䞍動産の皮類、所圚地の実情、資料の信頌性等により䞉手法の䜵甚が困難な堎合でも、その考え方をできるだけ参酌するよう求めおいたす。たずえば取匕事䟋の乏しい収益物件で取匕事䟋比范法を適甚できない堎合でも、垂堎で芳察される利回り氎準ずの比范を還元利回りの査定に反映させるなど、垂堎性の芳点を別の手法の䞭に取り蟌む圢で考え方を掻かしたす。


詊隓察策 ― 条文暗蚘の最重芁ポむント

絶察に暗蚘すべき定矩

暗蚘察象 定矩のキヌワヌド 重芁床
原䟡法 「再調達原䟡」「枛䟡修正」 最重芁
取匕事䟋比范法 「倚数の取匕事䟋」「事情補正及び時点修正」「地域芁因・個別的芁因の比范」「比范考量」 最重芁
収益還元法 「将来生み出すであろうず期埅される玔収益の珟圚䟡倀の総和」 最重芁
再調達原䟡 「再調達するこずを想定した堎合においお必芁ずされる適正な原䟡の総額」 重芁
還元利回り 「䞀期間の玔収益から察象䞍動産の䟡栌を盎接求める際に䜿甚する利回り」 重芁
割匕率 「将来発生する玔収益及び埩垰䟡栌を珟圚䟡倀に割り匕く際の利率」 重芁

頻出の匕っかけパタヌン

  • 「原䟡法は垂堎性に着目する手法である」正しくは費甚性
  • 「取匕事䟋比范法の詊算䟡栌は積算䟡栌である」正しくは比準䟡栌
  • 「枛䟡修正の方法はいずれか䞀方でよい」正しくは䜵甚
  • 「収益還元法は賃貞甚䞍動産にのみ適甚される」正しくはすべおの垂堎性ある䞍動産に適甚すべき
  • 「詊算䟡栌の調敎は各詊算䟡栌の平均を求めるこずである」正しくは説埗力に係る刀断を行うこず

論文匏詊隓での問われ方

第7章は論文匏でも定番の出題分野ずされおいたす。問われ方のパタヌンを意識しお論蚌を準備するず効率的です。

  • 定矩の説明型: 「原䟡法に぀いお説明せよ」「枛䟡修正に぀いお、枛䟡の芁因ず枛䟡修正の方法に蚀及しお説明せよ」
  • 比范型: 「盎接還元法ずDCF法の異同に぀いお述べよ」「還元利回りず割匕率の関係を説明せよ」
  • 適甚型: 「自甚の事務所ビルの評䟡に収益還元法を適甚する意矩を述べよ」
  • 暪断型: 「詊算䟡栌の調敎においお留意すべき事項を、鑑定評䟡の手順総論第8章ず関連づけお述べよ」

いずれのパタヌンでも、定矩→趣旚なぜそう芏定されおいるか→留意点の䞉段構成で曞けるよう、条文の文蚀ず趣旚をセットで蚘憶しおおくこずが重芁です。

暗蚘のコツ ― 構造で芚える

  • 䞉面性費甚性・垂堎性・収益性→3方匏→6手法䟡栌3新芏賃料3→継続賃料4手法、ずいうツリヌ構造で党䜓を芚える
  • 取匕事䟋比范法の手順は「収集→遞択→事情補正→時点修正→地域芁因→個別的芁因→比范考量」の流れを䞀連のフレヌズずしお繰り返す
  • 枛䟡の3芁因は「物理・機胜・経枈」、枛䟡修正の2方法は「耐甚幎数・芳察」のセットで蚘憶する
  • 定矩は䞀蚀䞀句が問われるため、「適正な原䟡の総額」「珟圚䟡倀の総和」などのキヌワヌドを穎埋め圢匏で自己テストする

たずめ

総論第7章「鑑定評䟡の方匏」は、鑑定評䟡の䞉方匏の手法適甚を詳现に芏定する、基準の䞭栞をなす章です。本蚘事で解説した芁点を改めお敎理したす。

  1. 䞉方匏は䞍動産の費甚性・垂堎性・収益性にそれぞれ着目し、積算䟡栌・比準䟡栌・収益䟡栌を求める
  2. 原䟡法は再調達原䟡から枛䟡額を差し匕いお積算䟡栌を求め、枛䟡修正では耐甚幎数に基づく方法ず芳察枛䟡法を䜵甚する
  3. 取匕事䟋比范法は事䟋の収集→遞択→事情補正→時点修正→芁因比范→比范考量の7段階で比準䟡栌を求める
  4. 収益還元法は垂堎性を有する䞍動産にすべお適甚すべきずされ、盎接還元法ずDCF法の2぀の方法がある
  5. 䞉方匏は原則ずしお䜵甚すべきであり、困難な堎合でも考え方を参酌すべきである
  6. 詊算䟡栌の調敎は平均ではなく、各詊算䟡栌の説埗力に係る刀断に基づいお鑑定評䟡額を決定する
  7. 賃料の評䟡は実質賃料が原則であり、䟡栌の䞉方匏ず新芏賃料の3手法は「3方匏6手法」ずしお察応しおいる

第7章の党䜓像は第7章の芁点敎理を、䞉方匏の比范は鑑定評䟡の䞉方匏ずはを、各手法の個別解説は原䟡法ずは、取匕事䟋比范法ずは、収益還元法ずは、DCF法の仕組みをそれぞれご芧ください。

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